朝倉未来、7・27クレベルと4年ぶり雪辱戦 勝てば年内王座挑戦も 榊原CEOが復活太鼓判「今の未来は無敵」再起から84日で連戦

 RIZINは7日、東京都港区の増上寺で公開記者会見を開き、7月27日にさいたまスーパーアリーナで「超RIZIN.4 真夏の喧嘩祭り」を開催することを発表した。5月4日に再起を果たした朝倉未来(32)の参戦も決まり、前RIZINフェザー級王者クレベル・コイケ(35)=ブラジル=と4年ぶりの雪辱戦に臨む。榊原信行CEOは、この試合の勝者が現フェザー級王者ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(24)=キルギス=に挑む展望を示し「挑戦者決定戦というイメージ」と語った。

 朝倉は昨年7月の「超RIZIN.3」で平本蓮(26)にまさかの初回TKO負けを喫し、現役引退を表明していた。再起を決めた今年5月4日に東京ドームでの平本とのリマッチは相手の負傷で流れたものの、元RIZINフェザー級王者の鈴木千裕(25)と対戦し、3回TKOで劇的な復活勝利を挙げた。

 クレベルとは21年6月の「RIZIN.28」で対戦し、2回三角絞めで一本負けを喫しているが、朝倉は「オファーの中で一番強いクレベル・コイケを指名しました。4年越しに借りを返したい。(前回)負けてから、ずっと(クレベルに)やり返したい思いとリスペクトの気持ちがある中で、たまにクレベルが俺のことを『格闘家じゃない』と言っていて、それが引っかかっていた。それをリングの中で体感してもらう。対策はない。ずっと(戦うことを)イメージしてきたので。1ミリも負けるとは思ってない」と自信をのぞかせ、フィニッシュのイメージについては「肘!」と大声で宣言した。

 榊原CEOは、今回の「超RIZIN.4」でも王者シェイドゥラエフのタイトルマッチを計画していることを明かし、14日の札幌大会のウガール・ケラモフ(アゼルバイジャン)VS木村柊也の勝者が挑戦者になる見通しを明かした。さらに、朝倉VSクレベルの勝者が年内にも王者に挑戦する展望を明かし、「クレベルはシェイドゥラエフとのダイレクトリマッチが第一希望だったが、1試合挟もうと。(朝倉)未来は鈴木千裕に勝って、もう一度元王者のクレベルに勝てば『年内にもシェイドゥラエフと俺がやってやりますよ』っていう挑戦者決定戦というイメージの中で、YA-MANや萩原恭平という選択肢もあったが、やっぱりフェザー級最強のベルトに近づくという道に向けて、今の選択肢として説得力があるのはクレベルだった」と説明した。

 朝倉は再起からわずか84日での連戦となるが、「(往時の力は)戻ってきているんじゃないですか。選手にとっては一つの勝ちがすごく力になる。今までの迷いもすっ飛ぶし、自分で自分を信じられるのは大きい。今の未来は無敵ですよ、気持ちは」と完全復活に太鼓判。「これでクレベルを取れば、未来がイメージしているのは年内シェイドゥラエフとのタイトルマッチ」と、プロMMA14勝無敗の24歳の怪物との対峙(たいじ)にも期待を込めた。

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