亀田和毅が世界戦を前に落ち着き十分「俺も4回負けてますし」興毅ファウンダー「親父(史郎氏)の作戦はただ一つ…」
「ボクシング・IBF世界フェザー級タイトルマッチ」(24日、インテックス大阪)
ボクシング元世界2階級王者で、王者アンジェロ・レオに挑む同級1位の亀田和毅(33)が13日、大阪市内の所属ジムで取材に応じた。
19年7月以来の世界戦で、試合まで10日と戦いが直前に迫っていたが、和毅は落ち着き十分だった。減量や調整の仕上がり具合については「いつも通り順調ですよ。やっていることは前回(24年8月のドラミニ戦)とあまり変わりない。相手が変わって、そこで戦略を立てて戦い方をどうしていくかだけ」と淡々としていた。
王者レオについては「前にも言ってますけど、平均的にそろっている選手。何が良いかというと、飛び抜けたものはないけどパンチのスピードもあるし、総合力が高い」と冷静に分析。タイトル奪取には「自信はある」としながらも、前のめりな姿勢は全く見られず、「俺もね、もう(通算)4回も負けてますし、次の試合も『うわぁ』みたいな、そんな力みはないですね。もう、いつも通り」とプロ通算46試合の豊富なキャリアがベテランの風格を漂わせた。
チームスタッフには戦略担当のトレーナーが在籍しているが、父の史郎氏も息子に助言を送っていく。「親父のこうしろ、ああしろが出てきて、それを冷静にやっていく。そんなもんじゃないですか」と和毅が言えば、兄でプロモーターを務める興毅ファウンダーは「親父の作戦はただ一つ。『根性や!』」と茶々を入れつつも、「良い試合になると思いますよ」と弟の戦いぶりに期待した。





