現役フジ社員のウザ強ヨシヤは元K-1王者に壮絶TKO負け 無許可参戦でクビ覚悟「わがままなことした自覚ある」も「やりたい番組ある」
「RIZIN男祭り」(4日、東京ドーム)
現役フジテレビ社員のウザ強ヨシヤは元K-1王者の朝久泰央と対戦し、2回1分16秒で壮絶TKO負けに終わった。
左脇腹が赤くなった死に装束のような白い衣装で切腹パフォーマンスをみせて入場。開始早々バックハンドブローをみせるなど、リングネーム通りのウザい、トリッキーな動きで翻弄。「盛り上がれ盛り上がれもっと」と観客を煽る場面もあった。しかし、1回残り40秒で蹴りにいったところを左拳を浴びてダウン。逃げ回ったが再び乱打から左膝を浴びて2度目のダウンを奪われた。しかし、なんとか逃げ切って1回は凌いだ。
2回も動き回ったが、最後は朝久のハイキックを浴びて、後頭部から倒れ込んで大の字に。しばらく立ち上がれなかった。
試合後の会見では「ボコボコにされてあまり考えられない。想像通りには人生行かないな、と思う。先のことはマジ分かりません」と敗戦を受け止め、会社との話し合いについては「働かせてもらえるなら、頑張りたい。それは判断する人による。わがままなことした自覚もある。どうなっても、そうなったら次の人生を考えたい。やりたい番組もあるのですが。現状ではまだ白紙。話していかなくては。金髪はさすがに黒くしようかな。次の出勤は、これから決まる。明日からでもやれます。昔から試合の次の日もできます。それを含めて、アウトボクシングにしている。ケガのリスクは少ない方だと思います」と語った。
解雇された場合、不当解雇で訴えるかについては「考えていない。ここまでやらせてもらいありがとうございます」と否定した。
3年5カ月ぶりの実戦となったウザ強。会社からの了解を得ずに試合出場を発表したことなどで、大会数日前に戒告処分を受けている。試合発表以降、会社との交渉は続けているがウザ強によれば「平行線」。それでも東京ドームの舞台を逃したくないという思いは強く、2日の会見では「クビになってもこの試合に出ます」と決意。今大会はノーギャラで参戦した。フジテレビではヤクルトスワローズの球団担当をして、取材や番組出演交渉などを担当していたと話す。「特にスポーツの現場に行ってからは間近に一流の野球選手と一緒にいさせてもらって、彼らのすごさも見てきたし。裏方をやることで見えてきたこともあるので、こういった奴っていなかったと思うので、表と裏、両方経験してきたので見てもらいたいですね」と話していた。
クビ覚悟の挑戦は実らなかったが、ドームをしっかりと盛り上げた。
本大会はABEMA PPVにて視聴できる。




