井上尚弥「挑発しないでね」5・4挑戦者カルデナスにクギ “アウェー”覚悟のラスベガス決戦へ抱負「中盤KOを」
「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(4日、ラスベガス)
ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(32)=大橋=が2日(日本時間3日)、WBA1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦を前に、試合会場近くのMGMグランドで行われた公式会見に出席した。2021年6月以来、約4年ぶりのラスベガスでの試合となるが、「しっかりとボクシングを見せた上で、中盤でノックアウトというのは自分の中でも1番いい形での試合の終わらせ方と想定しているが、まずは日本で見せているパフォーマンスを米国のお客さんの前でお届けしたい」と、あいさつ代わりのKO劇を予告した。
5月5日はスペイン語で「シンコ・デ・マヨ」と呼ばれるメキシコの祝日で、米国ではこの時期恒例となっているボクシングのビッグイベントのメインを務める。挑戦者はメキシコ系米国選手とあって「米国でもこれだけの大きな会場で試合できるのはすごくモチベーションもあるが、シンコ・デ・マヨに試合をするということで、アウェーになるかもと予想している。どんな雰囲気の中で試合をするのか非常に楽しみ」と意気込みを語った。
また、女性司会者から、1月24日の金芸俊(韓国)戦で、相手から「来い」というジェスチャーで挑発されたことについて聞かれ、「そうですね。ちょっとイラっとしましたけど(笑)。瞬時に倒しにいった」と改めて振り返りつつ、今回の挑戦者カルデナスに視線を送り「挑発しないでね」と笑いながらクギを刺した。



