ＲＩＺＩＮは２５日、都内で緊急会見を開き、人気格闘家の皇治（３５）が５月４日に東京ドームで開催される「ＲＩＺＩＮ男祭り」に参戦することを発表した。スタンディングバウト特別ルールとなるが、まさかの９８キロ契約で、元Ｋ－１王者のシナ・カリミアン（３７）＝イラン＝と対戦する。

　皇治は会見でカリミアンの身長に「ほんまに街路樹やん」とブラックジョークをつぶやいた。さらにみそぎとして、「ケジメをみせたい」と切り出し、バリカンで公開で丸刈りになった。

　反則王のカリミアンから「交通違反とか、ルールを守れない奴は大嫌いだ」と言われたが、皇治は「誰に言われてもええけど、お前にだけは言われたないわ」と苦笑いで言い返した。

　皇治は昨年１２月に都内で自動車を運転中、当て逃げをした疑いで書類送検されたことが３月に発覚し、これが“みそぎ”の復帰戦となる。カリミアンが１２オンス、皇治が８オンスとグローブハンデこそつくものの、身長２００センチ＆体重９８キロの巨体を誇るヘビー級の“反則王”と身長差３２センチ、体重差約４０キロという規格外マッチに臨む。

　皇治は昨年１２月下旬の午前３時半ごろ、東京・世田谷区でフェラーリを運転中に街路樹などにぶつかって大破する事故を起こしたものの、その場から立ち去った疑いがあるとして書類送検された。ＳＮＳ等で事実を認めて謝罪。５月４日の東京ドームでの祭典に向けて動向に注目が集まったが、昨年７月ＭＭＡマッチでの芦澤竜誠戦以来の試合に臨む。