内藤哲也が電撃退団 新日本社長の棚橋弘至が異例の声明「彼の意志は固く変えられなかった」 前日対話も「本人の思いを尊重した退団」
新日本プロレスは16日、内藤哲也(42)とBUSHIが5月4日の福岡大会を最後に退団すると発表した。これを受け、社長の棚橋弘至(48)が公式ホームページで声明を発表。「今日は皆様を驚かせ、悲しませるニュースを届けてしまい、申し訳ありません。昨日、内藤選手と話をしました。新日本が大好きな内藤には最後までずっと新日本にいて欲しい、という思いは伝えましたが、彼の意志は固くて、変えられませんでした。本人の想いを尊重した形での退団となります。残りの期間、内藤選手とBUSHI選手への応援を是非お願いいたします」と経緯を明かしながらコメントした。
内藤は今年2月からは契約を更改していなかったことが明らかになっており、以降はフリー参戦を続けていた。2005年に入門、06年5月にデビューして以来、新日本プロレス一筋で活動してきた。IWGPヘビー級王座、IWGP世界ヘビー級王座など団体最高峰のタイトルを戴冠し、G1クライマックスでも3度優勝。15年にはメキシコCMLLに遠征中、ロス・インゴベルナブレスに加入。その後、新日本でも自身のユニット「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)」として正式に立ち上げ、絶対的なリーダーとしてけん引してきた。23年2月には憧れだった武藤敬司の引退試合の相手を務めた。
今年2月以降は契約を更新せず、フリー参戦していることが明らかになっていたが、ついに団体を去ることになった。