ピカソは逃亡?井上尚弥に挑戦決定のカルデナスは興奮「宝くじ」「一生に一度のチャンス」5・4ラスベガスで番狂わせ狙う

 ボクシング4団体統一世界スーパーバンタム級王者の井上尚弥(31)=大橋=の次戦として、5月4日に米ネバダ州ラスベガスのT-モバイルアリーナでWBA同級2位のラモン・カルデナス(米国)と防衛戦を行うことが12日(日本時間13日)、プロモートする米トップランク社から正式発表された。29勝(26KO)無敗の尚弥はこれがプロ30戦目で、21年6月以来、4年ぶりにラスベガスに再上陸する。同社を通じ「素晴らしいショーをお見せしたい」などとコメントした。

 尚弥は1月24日に金芸俊(韓国)との防衛戦でKO勝ち。次戦については当初、WBC同級1位のアラン・ピカソ(メキシコ)が有力だったものの、ピカソ陣営の意向で消滅したと報道されていた。

 カルデナスは26勝(14KO)1敗の戦績で、世界タイトルは初挑戦。17年からは14連勝中で、昨年2月のWBC中央アメリカスーパーバンタム級王座決定戦では、右の強打でイスラエル・ロドリゲス・ピカソ(メキシコ)のアゴを骨折させ、6回TKOで王座を獲得している。

 「ベストな相手と戦いたい」と尚弥との対決を希望していたといい、「この挑戦は大きな意味がある。世界タイトルマッチは憧れだったけど、全て(4団体)のベルトを懸けて戦えるなんて夢のようだ。(井上と)道が交わることはずっとわかっていたので、迷いはなかった。試合のオファーがあったとき、即座に引き受けた。宝くじとは言わないが、誰もが認める王座挑戦のチャンスがあるなら断れない。これは一生に一度のチャンスだ」と同社を通じてコメント。行間から興奮をにじませ、世紀の番狂わせを期した。

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