ボクシング 異例!矢吹正道、Lフライ級王座保持したままフライ級で世界挑戦 亀田興毅氏「問題ない」重岡優大は因縁再戦決定 3・29&30愛知

 ボクシングの「3150×LUSH BOMU」は3日、次回大会として3月29、30日の2日間開催(愛知県国際展示場)で両日ともに世界タイトルマッチを行うことを発表した。29日は、IBF世界ライトフライ級王者の矢吹正道(32)=LUSH緑=がベルトを保持したまま、IBF世界フライ級王者のアンヘル・アヤラ(メキシコ)に挑戦。勝利すれば、異例の世界2階級同時制覇となる。30日は、前WBC世界ミニマム級王者の重岡優大(27)=ワタナベ=が、現同王者のメルビン・ジェルサエム(フィリピン)に挑戦。王座陥落となった昨年3月の対戦以来、1年ぶりのリマッチとなる。

 2階級制覇に挑む矢吹は「王者同士で戦えることにモチベーションがある。いい試合をして、フライ級で王者になりたい。自分が王者になったらフライ級は面白いことになる。アヤラ選手にまずはしっかり勝って、次を考えたい」と意気込んだ。

 また、雪辱戦に臨む重岡は「僕はあの日(昨年3月の敗戦)の悔しさを一日も忘れたことがない。リベンジに燃えて毎日やってきた。その舞台を用意していただいたことをすごく感謝している。人生を懸けて戦う。必ずベルトを取り返したい」と力を込めた。

 3150FIGHTでプロモーターを務める亀田興毅氏(37)は、IBFはベルトを保持したまま他階級に挑戦することが可能だと説明し、「矢吹選手はライトフライ級王者のまま、フライ級王座に挑戦し、勝てば2階級制覇になる。IBFのルールでは問題ない。今フライ級は日本人が強いので、勝てばまたボクシング界全体が盛り上がる。フライ級でどこまで力が発揮できるか未知数だが、楽しみな一戦」と展望。また、重岡に関しては「因縁の再戦になる。前回かなり際どい試合だったので、ここで優大選手がどのような試合をするか。ジェルサエムもだんだん強くなっている。面白い試合になる」と期待を寄せた。

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