大仁田厚 ドリーと電流爆破バット浴びせ合い「テリー・ファンクも喜んでくれると思う」

 健闘をたたえる(右から)大仁田厚、ドリー・ファンク・ジュニア、西村修(撮影・金田祐二)
 ドリー・ファンク・ジュニアに電流爆破バットを見舞う大仁田厚(撮影・金田祐二)
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 「プロレス・テリー・ファンク一周忌追悼・大仁田厚デビュー50周年記念大会『川崎伝説2024』」(24日、富士通スタジアム川崎)

 テキサス・ブロンコ、フォーエバー!元NWA世界ヘビー級王者で、弟の故テリーさんとの『ザ・ファンクス』で一世を風靡(ふうび)したドリー・ファンク・ジュニア(83)が最後の来日を果たし、ラストマッチとして西村修(52)と組んで大仁田厚(66)、雷神矢口(年齢非公表)組と電流爆破デスマッチで激突した。大仁田の有刺鉄線電流爆破バットを被弾するも、最後は西村との師弟スピニングトーホールドで快勝。川崎の夜に「ネバー・クイット(あきらめるな)、フォーエバー!」と惜別のマイクを響かせた。

 ドリーとは爆破バットを浴びせ合った大仁田だが、最後は矢口ともども西村に地雷へと蹴り落とされた上に、粘る矢口を見殺しにしてしまい、自身の50周年は飾れなかった。試合後はノーサイドでドリー、西村と握手を交わし「テリー・ファンクも喜んでくれていると思う」と試合に納得の言葉。「テリー・ファンク、ドリー・ファンク・ジュニアを忘れないでください」とファンに呼びかけていた。

 ◆大仁田厚(おおにた・あつし)1957年10月25日、長崎県出身。73年に全日本プロレス入門。82年にNWAインターナショナルジュニアヘビー級王者。83年に左膝蓋(しつがい)骨粉砕骨折の重傷を負い、85年に引退した。88年に現役復帰。89年にFMW旗揚げ。90年、ターザン後藤とノーロープ有刺鉄線電流爆破デスマッチを行う。プロレス大賞MVP、年間最高試合賞に選出。95年に2度目の引退。計7回の引退と復帰を繰り返す。01年に明大入学。参院選当選。05年に卒業。21年にFMWEを旗揚げ。

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