ルイス・ネリが井上尚弥を挑発「本当に過大評価されていると思う」流血試合を不穏に予告「リングの上で死ぬ覚悟だ」

 「ボクシング・4団体統一世界スーパーバンタム級タイトルマッチ」(5月6日、東京ドーム)

 4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=に挑戦するWBC1位、WBO2位、WBA5位の“悪童”ルイス・ネリ(29)=メキシコ=が23日、都内で公開練習と記者会見を行った。井上が過大評価されていると訴え、弱点を「いくつか見つけた」と主張。流血戦を不穏に予告し、KO宣言するとともに、「リング上で死ぬ覚悟だ」と不退転の決意を示した。

 東京ドームでのボクシング興行は34年ぶりで、前回は無敗の世界ヘビー級王者マイク・タイソンがジェームズ・ダグラス(ともに米国)にKO負けする世紀の番狂わせが起きた。その試合を映画で見たというネリは「倒れないと言われている選手でも倒れるということだ」と不敵なセリフを口にし「それ(番狂わせ)を皆さんが目撃するだろう」と笑顔で予告した。

 井上に対しては「偉大なボクサーだと思う。スピードがあってパワフルな、キャパシティーがある選手だと思う」と敬意を払いつつも「本当に過大評価されていると思う」と指摘した。井上のスパーリングパートナーを務めたメキシコ人選手からも情報収集したといい、弱点を「いくつか見つけている。勉強した」と主張。「それ(弱点)を試合で見てもらうことになる。必要なラウンドにそれ(KO)が現れるだろう」とKO宣言した。

 試合には激しい展開になると予想し「人生の中で見たことがない試合を目撃するだろう。流血を見るだろう」と不穏に予告。強気発言が目立ったネリだが、井上を甘く見ているわけではなく「2人にとって、とても厳しい試合になると思う。2人ともに勝つ可能性はある。しかし、私はメキシコ人だ。全てをリングの上で出し、リングの上で死ぬ覚悟だ」と、ただならぬ決意を示していた。

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