ロッシー小川氏が新女子プロレス団体「マリーゴールド」旗揚げ ジュリア、林下詩美らが所属

 女子プロレス団体「スターダム」のエグゼクティブプロデューサーを2月4日付で契約解除されたロッシー小川氏(66)が15日、都内で記者会見を開き、女子プロレスの新団体「DREAM STAR FIGHTING MARIGOLD」(マリーゴールド)を設立して5月20日に後楽園ホールで旗揚げ戦を行うことを発表した。

 この日だけというマリーゴールド色のスリーピースに身を包んだ小川氏は「私の半世紀にわたる女子プロ業界、最後のチャレンジであり、ここから新しい歴史をつくっていきたい。最後は自分でやりたいなというところが一番強かった。まだまだ自分ができるという可能性を自分で分かっているので」と意気込み。「スターダムの焼き直しをするつもりはないんで、新しいメンバーによって新しい世界観を作っていこうと思う。基本的には鎖国です。基本的には自分たちだけでやっていきたい」と述べた。

 団体名の由来については「マリーゴールドにはいろんな花言葉がある」と説明。今後は月7~8回のペースで大会を開催し、今夏に最初のビッグマッチを予定しているという。

 マリーゴールドにはスターダムを離脱したジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣、ビクトリア弓月の5選手と高橋奈七永、石川奈青が所属。また、身長181センチ、体重91キロと大型のボジラ、WWE・NXTで活動していたマイラ・グレース、ザイダ・スチィールの外国人3選手が旗揚げに参戦する。

 ジュリアは「人生、何が起こるか分かりません。何が起こるか分からないからこそ、駆け抜ける意味があると思います。安定を求めるのも楽しい。けど、それをぶっ壊すのはもっと楽しい。仲良くなるのもうれしいけど、仲が悪くなるのだって面白い。ほめられたら気分いいけど、けなされるのすらいとおしい。それが生きるということだと思います。私は今、間違いなく生きています」と新団体にかける思いを力強く語った。

 旗揚げ戦のメインイベントはジュリア、X組-Sareee、X組で、Xは後日発表される。

 会見に登場したSareeeはジュリアへの期待感を「一番女子プロレス界を盛り上げた選手。だからこそジュリアにずっと興味があったし、戦いたいと言い続けてきました」と表明し、「タッグとはいえ対戦できるということでめちゃくちゃ楽しみです。本物のプロレスを、Sareeeのプロレスをジュリアにたたき込んでやろうと思います」と宣戦布告。ジュリアは「おまえとプライドかけて戦ってやるよ」と受けて立った。

 小川氏は全日本女子プロレスで企画広報部長として辣腕を振るい、退社後はアルシオンなどをへて2011年にスターダムを旗揚げ。女子プロレス業界のトップへと押し上げた。

 19年にスターダムをブシロードファイトに売却し、エグゼクティブプロデューサーを務めていたが、ブシロードファイトから「同氏による多数のスターダム所属選手・スタッフに対する引き抜き行為があったことを覚知し」たとして、契約を解除されていた。

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