重岡優大王座陥落 僅差判定負けも完敗認める「もっと強くなる。ダセエ…ダサすぎる」

 「ボクシング・WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場イベントホール)

 警戒していたカウンターにやられた。重岡優は同門の谷口将隆から王座を奪ったジェルサエム必殺の右ストレートに散った。1回に右ボディーでペースを握られ、3回には右フックにカウンターの右ストレートを合わせられダウン。6回にも右ストレートを突き合ったが、被弾してダウンを奪われたのは優大だった。その後も懸命に拳を振るったが、局面を打開できなかった。

 試合後は「2回も倒されたんですよね…。ずっと効いていた。あんなに試合で効いたのは初めて。これが効くのかと。見えなかった」と打ち明け、「もっと強くなる。ダセエ…ダサすぎる」とプロ初黒星にむせび泣き。ジャッジの採点は僅差だったが「2回も倒された時点で負け」と完敗を認めた。「マジで辞めたくなる」と涙は止まらなかった。

 ◆重岡優大(しげおか・ゆうだい)1997年4月16日生まれ、熊本市出身。2019年デビュー。21年、日本ユースライトフライ級王者。21年、WBOアジアパシフィックミニマム級王者。22年、日本同級王者。23年4月、WBC世界同級暫定王者。同年10月、正規王者パンヤ・プラダブシーを破り王座を統一。左ボクサーファイター。ワタナベジム所属。身長160センチ。血液型0。

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