WBC世界王者の重岡優大 坂間叶夢さん訃報に涙…スパーリングパートナーだった

 メインイベントに決まった重岡優大(右)と亀田興毅ファウンダー
 公開練習でスパーリングを行った重岡優大(右)
 公開練習前に記者会見を行った(左から)渡辺均会長、亀田興毅ファウンダー、重岡優大、町田主計トレーナー
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 「ボクシング・WBC世界ミニマム級タイトルマッチ」(31日、名古屋国際会議場)

 元WBO王者で6位のメルビン・ジェルサレム(フィリピン)の挑戦を受けて防衛戦を行う王者・重岡優大(ワタナベ)が19日、都内で公開練習を行い、今回の世界戦に向けた練習でスパーリングパートナーを務めていた日本ユースライトフライ級王者・坂間叶夢さんの訃報に涙した。

 坂間さんは20歳で死去したことが前日18日、公表されたばかり。訃報に接した優大は「亡くなったんですか?」と絶句。あふれ出す涙をぬぐい、「ショックですね…悔しいですね…」と言葉を絞り出した。

 坂間さんは今回の世界戦に向けた前半の練習で優大と弟でIBF世界ミニマム級王者・重岡銀次朗のスパーリングパートナーを務めており、優大も「何回かやりました。いい選手ですよ。いざやってみて、そんじょそこらのヤツじゃ勝てないなと。こいつに勝つには相当持ってるヤツじゃないと、武器を持っているヤツじゃないと立ち向かえない」と、その力量に舌を巻いたという。

 「今回のスパーリングで初めてしゃべって、ちょっと仲良くなれたのがうれしかった。インスタもフォローしたりして」と、友情も芽生えたばかり。ショックを隠せない優大だったが、「ともあれ試合は、やることはやるんで」と、何とか気を取り直していた。

 また、今回の試合に向けては「自分自身のボクシングの荒削りな部分を、丁寧に、ちょっとずつですが改善できた手応えがあるので、それを本番で100パーセント出せるように」と、自身の進化に手応えを感じていると説明。プロモーターである3150FIGHTの亀田興毅ファウンダーは、優大の試合を今回のメインイベントとすることを明らかにした。

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