全日本プロレスは１０日、公式ホームページで選手の吉江豊氏が亡くなったと発表した。

　「本日開催の高崎大会に出場しておりました吉江豊選手が、２０２４年３月１０日にご逝去されました。吉江豊選手は、試合終了後に控室に戻った後、体調が急変し、高崎市内の病院へ緊急搬送されましたが、そのまま帰らぬ人となりました。吉江豊選手のご生前のご功績を偲び、心からご冥福をお祈り申し上げます。全日本プロレス」と記した。

　吉江氏はこの日、高崎市のＧメッセ群馬メインホールで開催された全日本プロレス高崎大会で、井上凌と組んで大森北斗、崔領二組との２０分１本勝負のタッグマッチに出場した。観戦したファンはＸ（旧ツイッター）に「全然元気そうに試合してましたけど。。。信じられないです」などと投稿しており、控室に戻るまでは変わった様子は見られなかったようだ。

　吉江氏は１９７４年１月５日、群馬県出身。９４年に新日本プロレスに入団し、ＩＷＧＰタッグ王座を獲得。１８０センチ、１５０キロの巨体から繰り出すダイビングボディープレスを得意技に活躍した。２００６年に新日本を退団しフリーに。その後はドラディションやノア、健介オフィス、全日本などに活動の場を移した。