3階級制覇の中谷潤人 井上尚弥と戦ったIBF王者ロドリゲスと「一番戦いたい」

 相模原市民とジャンケン大会に興じる中谷潤人
 本村賢太郎・相模原市長(左)から盾を贈呈される中谷潤人
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 2月24日に両国国技館でWBC世界バンタム級王座を獲得し、3階級制覇を達成した中谷潤人(M・Tジム)が8日、ジムの所在地で自身も居住する相模原市の市役所で開かれた報告会に出席し、IBF王者エマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)との統一戦に意欲を見せた。

 一夜明け会見ではWBA王者の井上拓真(大橋)らバンタム級に多く集まっている日本人の強豪との対戦や、他団体王者との統一戦に意欲を見せていた中谷。この日、改めて今後、対戦したい相手を聞かれると「日本人のたくさんいるタレント(才能豊かな選手)、そういう選手とやりたい」と話すとともに、「3団体のチャンピオンがいるので、一番戦いたいのは、IBFチャンピオンのロドリゲスとはやってみたいなという気持ちはすごくあります」と、初めて自身から具体的な名前を挙げた。

 ロドリゲスは2019年5月にWBA世界バンタム級王者(当時)・井上尚弥(大橋)との統一戦に敗れてIBF王座から陥落したが、昨年8月に王座返り咲きを果たした実力者。今年5月4日には西田凌佑(六島)の挑戦を受けて防衛戦を行うことが発表されたばかりだ。

 中谷は「評価の高い選手とやっていきたい。(ロドリゲスは)いい選手というか、井上選手ともやっているし、日本人のファンで知っている人も多い。そういったところで意識している選手。僕自身、やってみたいなという気持ちが一番ある」と、名前を挙げた理由を説明した。

 この日は本村賢太郎市長から盾を贈呈されたり、市民との質疑応答では出たいテレビ番組を聞かれて「『アナザースカイ』とか、密着(取材)してもらいたい感じはあります」と答えたり、サイン色紙をプレゼントするジャンケン大会に興じたりと、笑顔で地元市民とふれ合っていた。

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