井上拓真 中谷潤人とは「勝ち進んでいけばお互いに当たると思っている」初防衛成功で統一戦に意欲

父・真吾トレーナー(左)とポーズを決めるWBA世界バンタム級王者・井上拓真=横浜の大橋ボクシングジム(撮影・佐々木彰尚)
 右ボディブローのポーズを決めるWBA世界バンタム級王者・井上拓真(撮影・佐々木彰尚)
 ポーズを決める(左から)父・真吾トレーナー、WBA世界バンタム級王者・井上拓真、大橋秀行会長(撮影・佐々木彰尚)
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 24日にIBF世界スーパーフライ級王座9度防衛の実力者ジェルウィン・アンカハス(フィリピン)の挑戦をKOで退けWBA世界バンタム級王座の初防衛に成功した井上拓真(大橋)が一夜明けた25日、横浜・大橋ジムで会見を行った。

 試合前の公約通り攻撃的にバージョンアップした姿を見せつけた拓真は「ボクシング人生の中で一番いいと言える内容だったから、睡眠も取れず興奮した状態だった」と前夜を振り返った。

 大橋秀行会長は次戦について「次は石田(匠)選手との指名試合になる」とした上で、前夜の会見に続いて「井上尚弥と(同じ興行で)やらせたいと思う」と明言。尚弥の次戦は5月6日、東京ドームでルイス・ネリの挑戦を受けることが濃厚になっている。

 拓真はアンカハスの攻撃について「効いたパンチはなかったですね」とノーダメージであることを説明。「昨日の興奮状態が残っているので、このまま練習をやりたいくらいの気持ちです。一週間ほどちょっと休んで、そこから始めていきたい」と早々に再始動する構えを見せており、24日の快勝を受けて、東京ドームで井上兄弟のそろい踏みが実現する可能性が高まってきたようだ。

 また、この日、拓真に先だって一夜明け会見を行った新WBC世界バンタム級王者・中谷潤人(M・Tジム)が対戦を「視野に入れていますし、タイミングだと思う」と明言した。

 前夜の会見で拓真は対戦について「お互いに勝ち続ければいつかは当たるだろうって感じなので、その日が来るまで勝ち続けたい」と話していたが、この日も改めて「自分ももちろん。お互いに勝ち進んで行けば、お互いに当たると思っている。その時を楽しみにしています」と、中谷との統一戦実現に前向きな姿勢を示していた。

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