オカダ・カズチカ有終涙雨 「棚橋さんあってのレインメーカー」“ラスト”一騎打ち制す 好敵手に感謝の抱擁

 「プロレス・新日本」(11日、エディオンアリーナ大阪)

 1月いっぱいで新日本を退団したオカダ・カズチカ(36)が大阪ラストマッチで、昨年末、社長に就任した棚橋弘至(47)と“最後”の一騎打ちを行い、レインメーカーで有終の美を飾った。リング上でもバックステージでも棚橋と抱擁したオカダは、所属ラストマッチとなった1月24日の後楽園大会に続いてまたも涙にくれつつ、「棚橋さんの新日本プロレスの誇りになれるように進んで行きたい」と新たな道を見据えた。

 12年前にレインメーカー伝説が始まった大阪が、オカダと棚橋のラストマッチの地となった。

 オカダのレインメーカーを棚橋がスリングブレイドで切り返したり、棚橋がコーナー最上段から場外のオカダにハイフライフローを放ったりと、2人の激闘史を凝縮したような名場面が続き、最後はオカダがヘビーレインからのレインメーカーで3カウント。棚橋がオカダの肩をたたき、抱き合いながら言葉をかけると、オカダは涙をこらえきれなかった。

 バックステージでも棚橋と抱き合い涙したオカダは「やっぱりレインメーカーってのは、棚橋さんあってのレインメーカーだと思うし」と、年長の好敵手に感謝。

 「もう泣き過ぎでしょう、もういいよ。そんなに泣くんだったら、なんで(新日本を)離れんのって話になっちゃうし」と自分にツッコミつつ、「でも、そのくらい大事な団体ということですし、自分が活躍して、新日本プロレスの良さを広めていけたらいいなと思いますね」と、これから羽ばたく世界に目を向けていた。

 2012年2月12日、同じ会場で米国から凱旋直後のオカダがレインメーカーでエースの棚橋からIWGPヘビー級王座を奪取。史上2番目の若さで頂点に立ち、時代を変えた。その後も両雄は数々の名勝負を繰り広げ、マット界で新日本が独走する原動力となった。その大阪で始まったライバル関係が、この日の大阪でいったん終わった。

 オカダの新日本マットでのラストマッチは、23、24日の北海道立総合体育センター 北海きたえーる大会。2007年から過ごした新日本マットに、ついに別れを告げる。

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