井上尚弥が“悪童”ネリと5月6日に東京ドームで対戦 タイソン以来34年ぶり 米メディアが報道

 ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者、井上尚弥(大橋)が、元世界王者でWBCスーパーバンタム級1位のルイス・ネリ(メキシコ)と5月6日に東京ドームで対戦することで合意したと、25日までにESPNなど複数の米スポーツメディアが報じた。

 井上は昨年12月、マーロン・タパレス(フィリピン)に10回KO勝ちし、史上2人目の2階級4団体王座統一に成功した。一方のネリは2018年、山中慎介とのバンタム級世界戦の際、体重超過で王座剥奪となるなど日本では「悪童」として知られている。

 日本ボクシングコミッション(JBC)から日本での活動を認めない処分が下されたものの、JBC関係者によると必要な期間が経過し、ライセンスの再申請が可能という。ライセンスが認可されれば日本での試合に支障がなくなる。戦績は井上が26勝(23KO)、ネリは35勝(27KO)1敗。

 東京ドームでのボクシング興行は過去2度で、いずれもマイク・タイソンが世界戦を行った。88年3月21日にドームのこけら落としとしてトニー・タッブスに2回KO勝ち。90年2月11日にはジェームス・ダグラスに10回KOで初黒星を喫して王座から陥落し、いずれも5万人超の観客を集めた。

 この時、同じリングには、世界王者になる前の辰吉丈一郎(当時大阪帝拳)が立った。未完の大器としてプロ2戦目で前座に抜てきされ、バンタム級10回戦でチュチャード・エアウサンパン(タイ)に2回2分18秒KO勝ちしている。

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