35歳?37歳?井上尚弥が引退時期に言及 「大橋会長と父に判断してもらう」

 記者会見で笑顔を見せる井上尚弥(撮影・堀内翔)
 試合後の会見に臨む井上尚弥(撮影・堀内翔)
 4本のベルトを手にする井上尚弥(撮影・堀内翔)
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 「ボクシング・世界スーパーバンタム級4団体王座統一戦」(26日、有明アリーナ)

 WBC・WBO王者の井上尚弥(30)=大橋=が、WBA・IBF王者での異名を持つマーロン・タパレス(31)=フィリピン=を10回1分2秒KOで下し、テレンス・クロフォード(米国)に次ぐ史上2人目、史上最速5年7カ月で2階級での4団体統一を成し遂げた。

 試合後の記者会見では、井上が自身の引退の時期について言及する場面があった。少しでも長くモンスターの勇姿を見たいというファンの思いは強い。これまで「35歳で引退」を公言していた井上だが、前の試合後に「37歳まで」という話を大橋秀行会長としたことを確認され、「35歳までとは言っていたが、パフォーマンス次第で延長してもいいですかという立ち話程度の話。やれるだけのパフォーマンスが出せていれば、まだ続けたいという気持ち」と説明した。

 また「年齢とともにいいパフォーマンスが出せないなら、35歳前でもそれ(引退)は考えること」と年齢より強さを軸に判断するという。「ボクシングというスポーツはダメージもたまるし、危険なスポーツなので大橋会長と父に判断してもらって、いい終わりが見えればなと」と青写真も。ただ、現実的にはまだまだ先の話だけに「今、終わりの話をするのはどうかと…。そういう話はやめましょう」と苦笑いしていた。

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