3150エリートトリオ明暗 花田世界ランカーにTKO完敗、政所は日本ランカーに辛勝、野上はムエタイ王者にTKO勝ち

 「ボクシング・8回戦」(7日、大田区総合体育館)

 元世界3階級王者の亀田興毅ファウンダーが主宰する「3150FIGHT」がプロモート契約する「3150エリート」トリオがスーパーフライ級(52・16キロ以下)8回戦に臨み、強豪相手に明暗が分かれた。

 プロ2戦目の花田颯(はやて、21)=KWORLD3=は20戦全勝のWBA同級13位レネ・ビビアーノ(メキシコ)に8回31秒TKOで完敗した。3、4回にカウンターをまともに浴びダウンを奪われると、8回、アッパー連発でアゴを打ち抜かれ、レフェリーが試合を止めた。高校選抜3位の実績があり、日大を中退し7月のデビュー戦で1回TKO勝利。「番狂わせじゃなくKOで勝つ。ぶっ倒す」と意気込んでいたが、2戦目で挑むには厳しい相手だった。

 デビュー2戦とも1回KO勝利の政所椋(まんどころ・りょう、23)=KWORLD3=は3戦目で日本同級6位の吉田京太郎(ワタナベ)を判定2-1で振り切った。東洋大出身で国体バンタム級王者は3連続KOを逃し「もっと強くなって帰ってきます。タイトルマッチをしたいけどこんな試合じゃ言えない。吉田選手はさすが日本ランカー、ガッツもあって何発はもらった」と悔しさをあらわ。日本ランクは手にしたが課題も残した。

 プロ2戦目のサウスポー、野上翔(23)=RK蒲田=はムエタイ王者のアナンタチャイ・ドゥウォンヤイ(タイ)を4回終了TKOで突破。2回、右のカウンターを顔面にヒットさせダウンを奪うと、その後も左の強打で圧倒して相手の戦意を断った。拓大で主将を務め7月のデビュー戦では1回TKO勝利。リングサイドでは大学の大先輩、元WBA世界スーパーフェザー級王者・内山高志も見守っていた。リング上で内山への憧れを問われると、「人に憧れるより、憧れられる選手になりたい。内山さんは尊敬しています」と強気のトーク。内山を超える存在になることを誓った。

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