おでんツンツン男が若者に涙の訴え「本当にその動画あげないといけないのか?」 炎上の真相告白 逮捕され不起訴 当時校長の母は…

 豊嶋悠輔氏
 豊嶋悠輔氏のX@odentuntun1000より
2枚

 7年前にコンビニのおでんを指でつつく動画をSNSに投稿して猛烈な非難を浴びたおでんツンツン男こと豊嶋悠輔氏が15日、ABEMAで放送された「しくじり先生 俺みたいになるな!!」に出演。騒動を振り返り、現在若者による迷惑動画が大きな騒動となっていることに、自身の経験を交え「本当にその動画あげないといけないのか?」と、涙ながらに訴えた。

 黒のジャケット姿で登場した豊嶋氏。出演者は当初は誰かわからない様子だったが、7年前の動画が流されると、元BiSHのハシヤスメ・アツコは口をあけて、「おでんツンツン男」と驚き。豊嶋氏は「本当にあの節は大変ご迷惑をおかけしてすいませんでした」と、謝罪した。

 高校時代にアイスホッケーで3年連続国体出場し、スノーボードでもプロとして活動。現在はスケボーショップ2店舗、スケートボードパークを経営している豊嶋氏。当時の動画投稿のきっかけから語り始めた。当初はショップの宣伝のためにスケボーのすご技や失敗、子供たち指導シーンを投稿していたが、何気なく投稿した変顔動画が近所の子供たちの間で話題となり、受け狙いの動画がエスカレート。入院中の友人の病室に突撃し、卵を投げるという迷惑動画をきっかけに、いいねなどの反応跳ね上がり、フォロワーが5万人になったという。

 そして、ある日、毎日通うコンビニを深夜に閉店後に訪問。顔見知りの店員に「おでん廃棄するなら貰えませんか?」と提案すると、「廃棄しますが渡せません」と断られたが、「なら、触るのはいいですか?」と聞くと、「これから洗うので触ってもいいですよ」と言われ、ツンツン動画を撮影。翌日に投稿したという。当時はバイトテロ動画が社会問題化しており、投稿から1カ月後に動画がネット掲示板に晒されることに。さらにニュース番組で放送されたことをきっかけに炎上状態となった。

 それでも、事態の重大さに気づいていなかった豊嶋氏は鼻をほじりながら「反省してまーす」と話す動画を投稿。火に油を注いだ。

 その後、威力業務妨害容疑で逮捕。手錠をかけられ「終わったな、と思った」と当時を振り返った。

 不起訴となったが、「おでんツンツン男」の名は世間に浸透。マンションを追い出され、当時の妻とも離婚することになった。

 また、母は当時、中学校の校長先生をしており、PTAからも「自分の子供の管理もできないのに生徒の管理できるんですか」と、問い詰められたという。それでも母や現在の妻、友人たちに支えられ、現在はSNSの怖さを伝える講演活動を行っている豊嶋氏。「オリンピックにも通用するスケートボードパーク」も運営している。

 最後は涙ながらに「その動画投稿する前にもう1度冷静になって考えよう。何気ない普段の投稿でも一度冷静になって嫌な思いをする人はいないのか、本当に投稿すべき動画であるのか。冷静になって考えることが大事。一瞬はバズるかもしれないが、それ以上に身近な人を傷つけます。母が言ってくれた言葉は『どんだけあなたの敵がいても私だけは味方だよ』。妻は辛い時にずっと『大丈夫だよ』と言って、そばにいてくれました。友人はこんな僕でも誰ひとり離れていかなかった。『本当にその動画あげないといけないのか?』というのが僕の思いです」と、若者たちに呼びかけた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス