井岡一翔 好パフォーマンス要因は「バイソン肉」 5月ラスベガス合宿でヒレステーキをガツガツ

 「ボクシング・WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ」(24日、大田区総合体育館)

 井岡一翔(34)=志成=が、体重超過で王座を剥奪されたジョシュア・フランコ(27)=米国=に判定勝ちし、新王者となった。昨年12月の王座統一戦では0-1の引き分けに終わったが、今回のダイレクトリマッチは3-0で決着をつけた。“完勝”の裏側にあった「食生活の充実」の詳細を担当記者が紹介する。

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 再起戦を勝利で飾った井岡。好パフォーマンスにつなげた要因は充実の食生活にあった。ここ数年、野菜と魚中心のペスカタリアンだったが、5月からの米ラスベガス合宿で肉摂取を試みた。肉は日本ではなじみのないバイソン。ステーキにして食べ、パワーにつなげた。

 ここ数年、普通の牛肉は食べた後、体内に残る感触があったため避けていた。だが合宿中は体重を気にかけながらも、バイソンのヒレをガツガツ食べた。佐々木修平トレーナーは「減量中でも、お肉が出ることでよりやる気も出ますよね。食事もつまらなかったら、練習もつまらなくなるし。肉の効率はいいです」と効果を明かす。

 今回の一戦のために食事部門を含めフィジカル部門、ケア部門のトレーナーや専門家を同行させ、コンディションを整えた。「準備段階から一番いいんじゃないかという気はしました」と佐々木トレーナー。肉を食べ、34歳はボクシングの進化につなげている。(デイリースポーツ・ボクシング担当・水足丈夫)

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