新日本プロレス、ノア、全日本プロレスの３団体合同興行「ＡＬＬ　ＴＯＧＥＴＨＥＲ　ＡＧＡＩＮ　元気があれば何でもできる！」が９日、両国国技館で行われ、全日本の安斉、諏訪魔、新日本の永田裕志組が新日本のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのＢＵＳＨＩ、鷹木、内藤組に勝利した。

　４６歳の諏訪魔が躍動した。鷹木にアックスボンバーを決められ、場外に落ちてＢＵＳＨＩにプランチャを浴びたが、力は十分残っていた。リングに戻り、永田とともに鷹木、ＢＵＳＨＩを投げ飛ばし、最後はラストライドで豪快にＢＵＳＨＩをたたきつけ、３カウントを奪った。永田は「これが諏訪魔の真骨頂だな」と称え、敗れた鷹木は「いい刺激になったよ。効いたよ。さすが現三冠ヘビー級王者だな」。諏訪魔、永田に脱帽した。

　一方、タッグを組んでリングで３人そろって勝どきを挙げた安斉はバックステージで１７日の三冠ヘビー選手権、永田との決戦にすぐ切り替えた。「永田さん、俺が、あなたからスリーを取って、三冠ヘビー、俺が時代を変えます。楽しみにしていてください」と宣戦布告。永田は「それぐらいじゃないと俺が挑戦者として指名した甲斐がないからな」。安斉は「取ります！」とにらみ付け、永田も試合後も「簡単に取らせるかバカヤロー」と、ヒートアップしていた。