「７代目タイガーマスクプロジェクト記者発表会」が２４日、都内で行われ、初代タイガーマスク・佐山聡氏（６５）からＫ－１「ＷＯＲＬＤ　ＧＰ」元３階級制覇王者の武尊（３１）＝ｔｅａｍ　ＶＡＳＩＬＥＵＳ＝に７代目のタイガーマスクが授与され、襲名をされた。

　佐山氏は現役時代からプロレスラーの活動のみならず養護施設・福祉施設を訪問。武尊氏を指名したいきさつについて「武尊選手とお会いした時にびっくりしました。なんてさわやかな選手なんだろうと。人間性は世界をまとめていく人間性が必要で、慈善事業を継承してくれないかなと思いました。７代目として、ずっとつないでいってもらいたい」と活動の継承を期待した。

　武尊はこれまでも「ラオス教育支援プロジェクト」の一環として学校への訪問や養護施設への寄付などの支援活動を行っており、依頼を快く了承したという。「７代目タイガーマスクを襲名させていただきました武尊です。いろんな記者会見をやったんですけど、今日の記者会見が一番緊張をしています」と話した。

　「小さい頃、両親の影響でプロレスの試合をたくさん見てきた。最初の強さの憧れがタイガーマスク。強さと子ども達に夢を与える。そういう姿に憧れを持っていた。強い人は優しいし、夢と希望を与える選手なんだなと。僕も同じ気持ちで子ども達に夢を与える気持ちでやっていたので、世界にパワー与える選手でいたい。これからも頑張りたい」と決意を述べた。

　ナチュラルボーンクラッシャーの異名を持つ。２０２２年の「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ」から約１年、武尊は６月２４日に、フランス・パリのゼニスアリーナでベイリー・サグデン（イギリス）とＩＳＫＡ、６１キロ級タイトルマッチで復帰戦を行う。