「ＢｒｅａｋｉｎｇＤｏｗｎ８」（２１日、プリズムホール）

　総合格闘家の朝倉未来が社長を務める１分間最強を決める格闘技イベントの第８回大会が行われ、今大会で初実施となる日韓対抗戦が行われた。

　試合前から大荒れとなっていた一戦は、元ラグビー選手のノッコン寺田が韓国の元極道戦士、キム・ジェフンに判定０－５で敗れた。

　序盤果敢に攻めていったノッコンだったが、キム・ジェフンがテクニックをみせ、中盤から的確にパンチをノッコンの顔にたたき込んでいった。終盤はスタミナ切れとダメージで棒立ちとなったノッコン。心が折れた様子でうなだれた。

　オーディションでノッコンがキム・ジェフンに水をかけ、「豚キムチ」と罵倒するなどして大乱闘。前日会見でもノッコンは握手のふりをして「オラ！」といきなり前蹴り。「騙されたんか、この豚！友達でも作りにきてんのか、豚キムチこら」と挑発し、キム・ジェフンが激高。大乱闘が繰り広げられた。その後、キム・ジェフンは怒りのあまり過呼吸気味となり、息で切らしながら「マジで殺すよ」と、言い残し、会場を去っていった。

　試合後、マイクを持ったキム・ジェフンはノッコンに「あ～、イライラした。謝罪すべきじゃないか？」と謝罪を要求。ノッコンを再びリング上に呼び出した。ノッコンは「試合に注目してもらうために、失礼な態度をとった。思ってるよりめちゃくちゃ強かった。全然豚キムチちゃうやん」とたたえ、抱き合って「ありがとう、ごめん」と謝罪した。

　最終的には意気投合したようで、キム・ジェフンは今後のＢＤでチームを組んで戦うことを提案。最後は肩を組んで、金網を後にした。