RIZINデビューの安保瑠輝也 40歳ブアカーオと引き分け アビディに続くK-1レジェンド連破ならず
「RIZIN.42」(6日、有明アリーナ)
RIZIN初参戦となった元K-1「WORLD GP」スーパー・ライト級王者の安保瑠輝也は、憧れのレジェンド、ブアカーオ・バンチャメークと対戦し、引き分けに終わった。ジャッジの3人は全員ドローとした。
第1Rは安保が40歳のブアカ-オを相手にスピードで圧倒。的確にパンチを当てて主導権を握った。ただ、流れは徐々に拮抗。第2Rはブアカ-オが距離を詰めにいったが、安保は下がりながらカウンター狙い。最後はロープ際に詰められる場面もあった。最終ラウンドは、疲労が出た安保をブアカ-オが距離を詰めて打ち合い、手数で優勢に立った。
安保はRIZIN初参戦。K-1から飛び出した後は、今年2月にブレイキングダウンで、元K-1レジェンドでフランスのマルセイユの悪童の異名を持つシリル・アビディにKO勝ち。今回は自身の憧れでもあったというK-1、ムエタイの世界タイトルを手にしたタイのスーパースターのブアカーオを相手に「今まで以上にワクワクしている」と、胸を高鳴らせていた。
これまでもSNSでMMAよりも立ち技競技の魅力を明かしてきたが4月29日、ランドマーク大会を見て「俺の試合のほうが面白いですね。(6日は)休憩明け(の試合)ですけど、残りの試合を全部、食うつもりでいる。俺がメインイベントです」と、語っていた。