寺地拳四朗 次戦は8、9月にブドラーと指名試合、その後は転級も視野 地元京都で祝勝報告あいさつ回り
ボクシングWBAスーパー・WBCライトフライ級統一王者の寺地拳四朗(BMB)が26日、地元京都への祝勝報告で久御山町、宇治市、城陽市などにあいさつ回りした。出身の城陽市では奥田敏晴市長から花束を贈られ、「私も選挙の投票の後でホッとしている。試合の後のような気持ち。チャンピオンもゆっくりしてもらいたい」と、ねぎらわれた。
拳四朗は8日、アンソニー・オラスクアガ(米国)との激闘を9回TKOで制し2冠王座を防衛。「勝ててホッとして泣いてしまった。あの試合でまた強くなれた。3団体、4団体と目標に、フライ級に上げるのも視野に入れて」と、4団体統一、そしてフライ級に転級し、2階級制覇する目標を語った。
今後は8、9月にWBC同級1位のヘッキー・ブドラー(南アフリカ)と指名試合の防衛戦を予定。クリアすれば3団体目のベルトに照準。前戦で1度は合意しながら中止となったWBO同級王者ジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)、IBF同級王者シベナティ・ノンティンガ(南アフリカ)と両にらみで、交渉していく。
統一戦が早期にまとまらない場合はフライ級への転級も視野にある。「(ブドラーとの)指名試合が終わって考える。先の動きは見えない。フライ級にいけば盛り上がる」と話した。




