ボコボコTKO負けのスダリオ剛「意識飛んでない」ストップに“恨み節”も戦術反省

 1回、ジュニア・タファから攻撃を受けるスダリオ剛(撮影・堀内翔)
 1回、ジュニア・タファからパンチを受けるスダリオ剛(撮影・堀内翔)
 敗れて肩を落とすスダリオ剛(撮影・堀内翔)
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 「RIZIN.40」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 元大相撲十両貴ノ富士のスダリオ剛(25)が、ジュニア・タファ(26)=オーストラリア=とのMMA2ルール120キロ契約で対戦し、1回1分38秒スタンドパンチによるTKO負けを喫した。試合後は「正直意識は飛んでなかった」とストップのタイミングに“恨み節”を唱えた。

 レジェンドのマーク・ハントの弟子で“サモアの新怪人”と呼ばれるタファの衝撃的な豪腕に沈んだ。スダリオは序盤に被弾してフラッシュダウンとなった後、立ち上がったものの連打を受けて後ろ向きになり、ラッシュをくらったところでレフェリーが止めた。

 試合後は「そうっすね…。うーん。悔しいです」と苦悶(くもん)の表情。相手の印象については特に変わらなかったと言い、自身の試行錯誤がハマらなかったのが敗因と強調。今回は練習で取り組んでいるサウスポースタイルを本番で試してしまったといい、「相手どうこうじゃなく、僕がここ最近スタイルを変えようとしていて、目標としているのがUFCとかケージでの戦いになれている方々。リング上での戦いはどうかなと半信半疑だったが、今日の試合で冒険心が出てしまって最悪な展開というか、こうなったらヤバいなというのが的中してしまった」と持論を語った。

 また、フラッシュダウンから立ち上がった後、自身がミドルキックを打った際に相手の肘が入り、足に力が入らなかったという。「踏ん張れなくなって、(審判から)脳振とうとみられる立ち居振る舞いをしてしまった。ラッシュでも正直意識は飛んでなかったので、これをしのいだら(反撃に)いけるなと立ち上がったときに止められた」と首をひねりつつ、「まあ(これも)経験だなと思って切り替えている。自分に合っている戦い方がわかったし、重要な課題が3つわかった。それを早く練習に復帰して、次に向けてやりたい」と前を向いていた。

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