スターダムが同団体最多の年間8万4060人動員!23年4月には横浜アリーナ初進出!

 「プロレス・スターダム」(29日、両国国技館)

 スターダムが29日の両国国技館大会(観衆3868人)で年内最終興行を終えた。年間観客動員は8万4060人(114大会)で、昨年の4万7405人(101大会)を大幅に上回って同団体の最多動員をマークした。男女を合わせてもドラゴンゲート(7万4498=165大会)を抜き、新日本(23万1728人=144大会)に次ぐ業界2位に躍進。ブシロード傘下の男女団体が1、2位の座を独占した。女子では東京女子が2万652人(60大会)で2位。アイスリボンは1大会を残して1万3506人(100大会)の3位。

 来年は4月23日に横浜アリーナに初進出することが発表された。同会場は全日本女子が89年から8回開催。女子団体としては全女35周年大会(03年5月)以来20年ぶりで、対抗戦時代に実現したオールスター戦(93年4月)から30年ぶりの開催になる。

 今年はビッグマッチを連発。東京では両国国技館(3)、大田区総合体育館(4)、後楽園ホール(16)のほか武蔵野の森総合スポーツプラザ、立川ステージガーデン(2)、アリーナ立川立飛に初進出して39大会を開催。大阪は府立体育会館第1競技場、同第2(11)など13大会。愛知は愛知県体育館(2)、名古屋国際会議場(7)を中心に11大会を行った。そのほかアオーレ長岡、福岡国際センター、広島サンプラザホールにも初進出した。

 3月には新世代の育成を目的にした新ブランド「NEW BLOOD」を立ち上げ、他団体の選手にも出場枠を設けて6大会を実施。棺桶&爆破マッチ、ハードコアなど普段は見られない試合を主体にした「SHOW CASE」も7月から3大会が開催された。

 興行サーキットは北海道から九州まで列島を縦断。33都道府県で大会を開催し、岐阜、高知、三重、長崎、熊本、鳥取、奈良の7県に初進出。旗揚げから39都道府県に足を踏み入れたことになり、全国制覇へ残るは福井、和歌山、徳島、大分、宮崎、佐賀、鹿児島、沖縄の8県となった。初進出会場も34を数えた。この日の国技館大会では、選手の移動用に購入した大型バス(三菱ふそう)をお披露目。来年からスターダムの巡業バスが全国を走り回る。

 旗揚げ11周年イヤーは1・29愛知県体育館大会に世羅りさらのプロミネンス勢が上陸。2月から開戦した対抗戦はインパクトがあり、抗争もスケールアップした。3月の両国国技館2連戦は画期的で、防衛2連戦を突破したワールド王者の朱里とワンダー王者の上谷沙弥の赤白王者の編隊飛行も軌道に乗って大場所興行をリードした。

 朱里が4月に「God‘Eye」を結成すると、同ユニットに加入した新参のMIRAIが躍動してシンデレラ・トーナメント(31人参加)をVゴール。5★STAR GP(26人参加)は、プロミネンスに刺激されたジュリアが初制覇した。またKAIRI、高橋奈七永のOGも登場して緊張感が継続させた。

 ゴッデス・タッグリーグ戦(16チーム=32人参加)は奈七永&優宇が優勝。スターダムが2019年12月にブシロード傘下になってから年商も10億円にアップ。11月20日には有明アリーナで新日本との合同興行が開催された。IWGP女子王座も新設され、3月から古巣に復帰したKAIRIが初代の座を制した。

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