大橋秀行会長 弟子の快挙に「ブラボーでした!」 「判定勝ちとKO勝ち200%ぐらい違う」

 「ボクシング・世界バンタム級王座統一戦」(13日、有明アリーナ)

 WBA・WBC・IBF王者の井上尚弥がWBO王者ポール・バトラーに11回KO勝ちし、史上9人目、アジア勢&バンタム級では初となる4団体王座統一を果たした。

 会見に同席した元WBA・WBC世界ミニマム級王者の大橋秀行会長(57)は弟子の快挙に開口一番「ブラボーでした!」とサッカーW杯日本代表DF長友佑都ばりに喜びを爆発させた。

 史上9人目の4団体統一。「今日のバトラーの戦い方では勝つのは簡単。でも倒すのは難しい。11回のインターバルで倒しにいく雰囲気を出していたから行くのかなと思ったら本当に倒した。びっくりしましたね」とKO劇を絶賛した。

 ロンドン五輪出場を逃した井上を争奪戦の末に12年に獲得。入門時の契約書には井上自身の希望で「強い選手と戦う。弱い選手とは戦わない」との条件が付帯された。そこから10年、師弟とも初心を忘れることなく、強敵に向かい続け、また歴史を塗り替えた。「判定勝ちとKO勝ちでは200%ぐらい違う。今日はすごい一日でした」。満面の笑みで愛(まな)弟子をたたえた。

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