岩谷麻優が3年ぶりNY興行でSWA王座防衛!11・3広島でA・フィーメルとV3戦へ

 「プロレス・新日本」(28日、ニューヨーク)

 新日本がニューヨークの屋内ライブイベント会場で開催した米国興行は、岩谷麻優らスターダム勢3選手も参加した。スターダムは2019年4月の新日本&ROH合同興行(マジソンスクエア・ガーデン)に参戦しているが、新日本単独の海外マッチに出場するのは今回が初めて。“コロナ禍”による渡航制限の影響で、岩谷も19年12月のアナハイム以来3年ぶりの海外遠征だ。

 SWA世界王者の岩谷は、カイリン・キングの挑戦を受けて2度目の防衛に臨んだ。185センチと長身の挑戦者はエルボー弾を放ち、強烈なバスターを浴びせて攻勢に出た。岩谷はトぺ・スイシーダにドラゴンスープレックスもさく裂させて反撃。仕上げは11分47秒、ムーンサルトを放って王座を守った。

 岩谷にとってニューヨークは思い入れのある所だ。17年12月、ロッシー小川社長(当時)とROHのハマースタイン・ボールルーム大会に招かれ、新設される女子のWHO王座争いへの参戦を表明した。19年4月にはスターダムのニューヨーク興行(5日=NYCアリーナ)に参加。そして新日本&ROHの合同興行(6日)ではMSGのリングに上がり、第3代WOH王者としてケリー・クラインを相手に防衛戦を行った。

 3年前のWHO王座戦は55日天下に終わったが、今回のSWA戦は文句なしに防衛。海外防衛戦は16年5月のフランス遠征でもハイスピード王座を死守している。帰国第1戦は11・3広島サンプラザホール大会で、アルファ・フィーメルとの一騎打ちが組まれている。

 SWA戦は「国籍の異なる選手が対戦」という規定がある。これまで“コロナ禍”で外国人選手の来日も規制された。5月にテクラから王座奪取後、同月にフキゲンです★を“宇宙人”とみなし初防衛戦を行った。今回は米国で5カ月ぶりに王座戦に臨んだが、日本でも外国人“解禁”の第1号となったフィーメルなら防衛戦も可能だ。

 フィーメルはIWGP女子初代王座決定トーナメント準決勝でKAIRIに敗退している。KAIRIとのIWGP女子王座決定戦(11月20日・有明アリーナ)を見据える岩谷としては、フィーメル突破の防衛劇で本番に弾みをつけたいところだ。

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