岩田翔吉 早大OB初の世界王座へ 母校のワッペンが後押し「勝つことに集中」
「WBO世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦」(11月1日、さいたまスーパーアリーナ)
世界初挑戦の岩田翔吉が28日、都内で公開練習を行った。母校早大のスポンサーワッペンを付けたトランクスを着用し、早大OB初の世界王座奪取をKOで決めることに自信を示した。
約1時間の練習では俊敏な動きからパワフルな右の連打などを繰り出した岩田は「絶好調」と元気いっぱい。減量も残り1・5キロと順調だ。
好調の理由を「この試合が楽しみ。17年ボクシングを、この世界戦のためにやってきたという気合が結構入っている」と説明し、「KOで倒そうと思っています」と自信たっぷり。スポンサーだけでなく、ボクシング部関係者約100人が応援に駆けつけるなど母校の期待は大きいが「それは後から付いてくる。勝つことに集中しています」と強調した。
また、世界王者12人を生んだ所属の帝拳ジムは4月に村田諒太がWBA世界ミドル級王座を失ってからは世界王者が不在。「帝拳ジムには世界チャンピオンはいないといけない。そこの責任感はあります」と表情を引き締めた。