井上尚弥 フィリピン人パートナーを初日に“KO” 大橋会長も驚き「一回り大きくなった」

 「ボクシング・バンタム級4団体王座統一戦」(12月13日、有明アリーナ)

 WBO世界同級王者ポール・バトラー(英国)と対戦するWBA・WBC・IBF統一王者の井上尚弥(大橋)が24日、横浜市内の所属ジムで、フィリピンから招いた2選手とのスパーリングを開始した。

 来日したのは元OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者アーサー・ビラヌエバと、以前に尚弥のほか元2階級制覇王者の亀田和毅のパートナーも務めたアーネル・バコナヘの2人。この日、尚弥はバコナヘと4回拳を交える予定だったが、3回途中に尚弥が放った頭部への右の強打でスタンディングダウン状態となったバコナヘがギブアップ。同ジムの大橋秀行会長が「今日のスパーは3回にダウンを奪ってのストップ勝ちと言っていい内容。米国合宿でのスパーリングを経て、技術、パワーともに一回り大きくなった」と尚弥の仕上がりを絶賛するほどだった。

 尚弥は「今日の選手は多分、もうやらないかもしれない。出だしからみて、こんな感じなのかなと分かった。もう1人の方(ビラヌエバ)が多分、軸にやりますね。あとは日本選手とのスパーになります」と物足りない様子。スパーリングで意識するところは「打ち気にいく時にまだ荒いところがあるので修正したい。より丁寧にしていきたい。相手の対策というよりも自分自身を磨き上げることですね。バトラーの対策をするのは、残り1カ月を切ってから、微調整していきたい」と話した。

 また、今後のスパーリングについては「調子次第ですけど、長めのラウンドをやろうかなと。ドネアの時も8回はやりました。米国合宿でも8回やりましたね。今回も多分、最長でも8回になると思います。それはバトラーのスタイル的にもスローペースで組み立てていくと思うので、きっと。ペース配分、試合の作り方を意識しながら練習していきたい」と説明した。

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