朝倉未来が初のTKO負け メイウェザーの強烈な一発に沈む 一撃はたたき込む健闘

 2回終盤、右ストレートを朝倉未来の顔面にたたき込むメイウェザー(撮影・高石航平)
 2回終了間際、ダウンしメイウェザーに敗れた朝倉未来(撮影・高石航平)
 試合に敗れ、メイウェザーのインタビュー中に引き揚げる朝倉未来(撮影・高石航平)
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 「超RIZIN/RIZIN.38」(25日、さいたまスーパーアリーナ)

 総合格闘家の朝倉未来(30)=トライフォース赤坂=と元ボクシング5階級制覇王者のフロイド・メイウェザー(45)=米国=が、ボクシングルールに準じたエキシビジョンマッチで対戦。2回、キャリア初のTKO負けを喫した。

 1度もKO負けしたことがない打たれ強さを生かして、打たれながらも距離を詰めて一撃をたたき込む捨て身の戦法を予告していた未来。初回は互いに距離を取って様子を見つつ、未来が多くのパンチをかわされながらも左ボディ、ガードの上から左フックを放つなどした。

 2回、未来はクリンチで左を連打するもダメージは与えられず、メイウェザーがタイミングよく右ストレートを2発、3発ヒットさせる。未来は強振をかわされながらもプレッシャーをかけていき、飛び込んで右ストレートをヒットさせて観衆をどよめかせたが、終了間際にカウンターの右を浴びてダウンし、立ち上がれなかった。

 未来は初のKO負けとなったものの、鉄壁の防御を誇るメイウェザーに一撃をたたき込む健闘を見せた。

 試合後、メイウェザーは「ファンのみなさまにすばらしい興奮できるような試合を届けることが出来てうれしいです」と喜び、「呼んでくれてありがとう。戻って来ます」と誓った。

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