平岡アンディ 強打ラガンベイを2回TKOでV3!大橋会長「久々に見る迫力ある試合」
「ボクシング・WBOアジアパシフィック・スーパーライト級タイトルマッチ」(13日、後楽園ホール)
王者の平岡アンディ(26)=大橋=が挑戦者の同級4位アルビン・ラガンベイ(27)=フィリピン=を2回TKOで破り3度目の防衛に成功した。戦績は21勝(15KO)。
圧勝だった。平岡は開始直後から距離を保ちながら鋭く伸びる右ジャブを矢継ぎ早に放ち、ライト級とのWBOアジアパシフィック2階級制覇を狙うラガンベイを寄せ付けず。2回は相打ちを狙う相手の左の強振を腕でブロックする場面はあったものの、ほとんどパンチを浴びることはなく、最後はワンツーでぐらつかせて連打を浴びせ、左フックを放ったところでレフェリーがストップした。
リング上のインタビューで平岡は「練習通りできたので、フィニッシュは。満足してると言うと、そこの人(父ジャスティス・コジョ・トレーナー)が怒るんですけど」と苦笑しながらも満足顔。19年に米国の大手プロモーターと契約してラスベガスで2戦を経験しており、次戦は「ラスベガスで試合をしたいのもある」と希望し、「それまで自分の力を底上げできればと思います」と精進を誓った。
報道陣の取材では、危なげないないようだったものの「相手が相打ちを狙う、しかも一発もらったら分からないという感じで、冷静に戦いました」と安どの表情。所属ジムの大橋秀行会長も「相手も一発があるので、ヒリヒリするスリリングな試合。相打ちみたいになった時、どっちが勝ったのかと思った。久々に見るボクシングの醍醐味、迫力のある試合だった」と振り返った。
続けて、今後について「合格点だと思うので、年内もう1試合」との考えを示し、平岡の海外希望の検討も「もちろん」と語った。平岡自身も「もう2回(ラスベガスで)やっているので、その時のタイミングになったら」と意欲を示した。

