井上尚弥VSバトラー 12・13日本開催に合意 日本人初の4団体統一へ

 ノニト・ドネアをKOで破り、笑顔を見せる井上尚弥=6月7日、さいたまスーパーアリーナ
 暫定王座のポール・バトラー(ゲッティ=共同)
2枚

 ボクシングのWBA・WBC・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(29)=大橋=とWBO同級王者ポール・バトラー(33)=英国=の4団体王座統一戦が12月13日に日本で行われると、米国のスポーツ専門局ESPNの電子版が24日に報じた。試合は米インターネット放送ESPN+で米国にも生中継される予定だとも伝えた。

 井上とバトラーはともに対戦を希望しており、6月に井上がドネア戦を終えた直後から交渉をスタートした。

 尚弥は勝てば日本人初、世界9人目の4団体統一王者となる。戦績23戦全勝(20KO)で、6月にWBC同級王者ノニト・ドネア(フィリピン)を破って日本人初の3団体王座統一を達成。同月に米国の権威ある専門誌「ザ・リング」の全階級を通じたランキング「パウンド・フォー・パウンド」で日本人初の1位にランクされた(現在は2位)。バトラーは戦績34勝(15KO)2敗。WBO王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)への挑戦が2度キャンセルとなって4月に暫定王者に認定され、後にカシメロが王座剥奪となったことで正規王者に昇格した。

 この日、取材に応じた尚弥が所属する大橋ジムの大橋秀行会長は「その話はまた改めて…。隠すこともないけど」と話すにとどめた。尚弥は現在、軽いスパーリングなどで調整、八重樫東トレーナーの指導によるフィジカルトレーニングも再開したという。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス