MIRAIがメインで鈴季すずを撃破!林下詩美も世羅りさを突破!後楽園は大盛況!

 「プロレス・スターダム」(11日、後楽園ホール)

 夏休みの祝日に開催されたスターダムのシングルの祭典「第11回5★STAR GP」第5戦は、後楽園ホールに超満員1528人の観客を動員した。同会場では4月16日の男子還暦祭(1588人)に次ぐ今年2位の動員で、女子では4月15日の女子還暦祭(1251人)を上回る最多観客数を記録。スターダムでは旗揚げ9周年興行(20年1月19日=1602人)、紫雷イオ壮行試合(18年6月17日=1571人)に次ぐ歴代3位をマークした。

 メインはブルースターズのMIRAI(22)と鈴季すず(19=プロミネンス)が激突。2人はNEW BLOOD3大会(7月8日・品川インターシティホール)で15分フルタイムで引き分けており、今回は延長決着の舞台ともなった。MIRAIは4月にシンデレラ・トーナメントを初制覇。すずも7月にWAVEで第13代波女を襲名するとともに第18代レジーナ王座も獲得している。

 だが公式初戦に臨むすずは、ハンディを抱えていた。波女戦で右肩を負傷(肩鎖関節座礁)し、さらに新型コロナウイルスに感染して開幕2連戦は欠場を余儀なくされた。この日は7・24名古屋大会から18日ぶりの実戦リングで、右肩は後遺症のためテーピングで固められていた。

 一方のMIRAIは開幕2連戦で岩谷麻優、ジュリアの大物2人を撃破。3戦目こそなつぽいに敗れたが「自分にはでかい存在」というすず戦には、なみなみならぬ闘志を燃やしていた。

 22歳と19歳のフレッシュ対決は、エルボー合戦からスタート。鉄柱をめぐる攻防からパワフルな肉弾戦を繰り広げた。右肩に狙いを定めたMIRAIは強烈な頭突きを浴びせ、左ラリアートからミラマーレ(腕固め)で追い込んだ。すずもジャーマンを放って奮闘するが、MIRAIは右腕をがっちりミラマーレで捕獲。リングドクターも見守る中で13分49秒、レフェリーが試合を止めてMIRAIに軍配が上がった。

 この日は朱里がウナギ・サヤカを倒し、壮麗亜美も羽南に勝利。ゴッズアイ3人衆が開幕戦に続いて2度目の白星そろい踏みリレーをやってのけた。MIRAIは「これで3勝。次の後楽園まで全勝します。真夏に輝くシンデレラストーリー。盛り上がるMIRAIの夏をみなさんに魂込めて見せていきます」と、春のシンデレラに続くシングルの公式大会連覇へ意欲を見せた。

 一方、レッドスターズでは2年ぶり優勝を目指す林下詩美が“プロミネンスの大将”世羅りさと初遭遇。スケールの大きな戦いは世羅がジャイアントスイング、羅紗鋏をさく裂させると、詩美はジャーマン、ラリアートの連打から必殺のハイジャッキボムを見舞って勝利をもぎ取った。3勝1敗とした詩美は「世羅はスターダムに乗り込んできたときからずっと気になっていた。スターダムでは感じられないいい刺激をもらった」と、新ライバルの出現を歓迎した。

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