橋詰将義 前日計量パス 田中恒成KOで世界戦へ弾み「最終ステップにする」
「ボクシング・WBPアジアパシフィック・スーパーフライ級タイトルマッチ」(29日、後楽園ホール)
前日計量が28日、都内で行われ、王者の橋詰将義(28)=角海老宝石=は52・1キロ、挑戦者で同級1位の田中恒成(27)=畑中=は52・0キロでともに1回目でパスした。
田中は20年大みそかに4階級制覇をかけてWBO世界同級王者の井岡一翔(志成)に挑戦して敗れて以来の再起2戦目。3月から4月にかけては米国で長期合宿を行い、名伯楽のイスマエル・サラス氏の指導を受けた。
現在はWBC、IBF、WBOで世界ランク入り。この試合を「KOします。この舞台は俺には似合わないから、それをリングの上で結果として表したい。明日の試合を世界戦への最終ステップにする気持ち」と自信たっぷりに位置づけた。
一方、ビッグネームを迎え撃つ橋詰は「ここで初防衛したら評価が上がる」と意欲十分。田中の強気な発言には「なめんなよって感じですね。世界の壁にぶち当たったからWBOアジア(パシフィック)に挑戦するだけでしょ」と闘志を燃やした。