日本ボクシング連盟前会長の山根明氏（８２）が２０日、那須川天心（２３）のプロボクシング転向に太鼓判を押した。

　山根前会長は以前にテレビ番組で那須川と共演したことがあるといい、「非常に礼儀正しい青年。最後はうちの女房もツーショットを撮っていた」と人間性をたたえる。１９日の武尊との「ＴＨＥ　ＭＡＴＣＨ」も見て「パンチの速さ、タイミングが素晴らしい。国際式（ボクシング）でも１００％通用します。１２０％世界チャンピオンになります」と断言した。

　武尊の強さもたたえながら「ボクシングはバカではできない。天心は頭が切れる」とクレバーさも絶賛。「練習でできるものではなく、持って生まれたもの。神から与えられたセンスがある。井上尚弥に次ぐ選手になるでしょう」と予言した。

　この日、大阪府生野区で会見を実施。総合格闘家のエンセン井上（５５）に賛同し、総合ルールでの世界最強決定戦「ＳＰＩＲＩＴ」を９月４日に京都府亀岡市のガレリアかめおかで開催することを発表した。