ＷＢＣ世界ライトフライ級王者の寺地拳四朗（３０）＝ＢＭＢ＝が１５日、ＷＢＯ世界フライ級王者の中谷潤人（２４）＝Ｍ・Ｔ＝と東京・墨田区総合体育館で行われた「すみだボクシング祭り２０２２」のトークイベントで共演し、希望するＷＢＡ同級スーパー王者の京口紘人（２８）＝ワタナベ＝との２団体王座統一戦実現へ、ファンにＳＮＳなどでの後押しを呼びかけた。

　拳四朗は司会者に対戦したい相手を問われ、「みなさん分かっていると思うんですけど、京口選手」とかねてからの希望を明言。続けて、「みなさんも見たいと思っていると思う。ぜひ実現させたいので、ツイッターとかでつぶやいてください」とお願いした。

　中谷が王者に君臨するフライ級転向の考えも示し、「フライ級も絶対（世界王座を）獲れる自信はあります」と断言。中谷とは過去にスパーリングを行ったことがあり、対戦の可能性を「ゼロではない」と話した。

　戦い方については、「中谷選手は距離がいい。その距離ではやらせたくないので、プレッシャーをかけて、つぶして、どんどん前に行く。というので勝てるんじゃないかと想像ついている」とイメージ。一方の中谷は「拳四朗選手はプレッシャーかけるのがすごくうまいですし、前の手でしっかり突いてきて、距離を詰めてくるイメージがあるので、そこをしっかり入らせない。逆にくっついてみたり、いろいろ試したいイメージはあります」と語った。

　決着について問われると、拳四朗は「判定の可能性が高い気がする」と予想。中谷も「神経戦というか、探り合いのイメージ」と同調した。