矢吹正道が再起表明 京口と世界戦消滅のタノンサックと8・11再起戦

 ボクシング前WBC世界ライトフライ級王者の矢吹正道(29)=緑=が3日、名古屋市緑区の緑ジムで会見を行い、再起を表明。8月11日に刈谷市産業振興センターあいおいホールでWBO世界ライトフライ級5位のタノンサック・シムシー(21)=タイ=と50キロ契約10回戦で再起戦を行うことを発表した。

 矢吹は3月19日に京都市体育館で開催された初防衛戦で前王者の寺地拳四朗(BMB)に3回KO負け。王座から陥落し、試合直後は去就を保留していたが、再起を表明。「試合終わってすぐ止めようと思ったんですけど、(自分の)子どもたちと一緒に動くようになってこのままでは終われないなと」と再起を決めた。目標は「もう一度世界チャンピオンになる」と力強く宣言した。

 昨年9月に10回TKOで王座を奪った寺地とのダイレクトリマッチに完敗。一度は引退へと気持ちは完全に傾いたというが、再び世界を目指す思いがわいてきた。階級に関しては、ライトフライ級とフライ級の両にらみでチャンスをうかがう。

 タノンサックは20年11月にWBA世界ライトフライ級王者・京口紘人(ワタナベ)に挑戦が決まりながらも、計量を終えた試合前日に京口の新型コロナ陽性が判明し、世界初挑戦が消滅した。ここまで23戦全勝(20KO)の無敗の世界ランカー。再起戦としては強い相手となるが、「勝てると分かっている相手とはやりたくない」とあえて強豪を希望した。

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