佐藤綾子とジャガー横田がWAVEから王座奪回!梅咲遥はピンクカブキと合体へ

 「プロレス・ディアナ」(29日、後楽園ホール)

 女子プロレス団体ディアナの今年初の後楽園ホール大会は、WWWD世界3大タイトル戦が行われた。メインは佐藤綾子が野崎渚を倒してシングル王座を奪い、ジャガー横田も旧姓・広田エリザベスさくらを破ってエリザベス王座3度目の戴冠劇。ディアナ勢がWAVEに流出していた2王座を取り戻した。タッグ選手権は梅咲遥、高瀬みゆきの王者組がウナギ・サヤカ、白川未奈のピンクカブキを迎撃。場外心中のドローで不本意な初防衛となったが、梅咲がスターダムの「NEW BLOOD2」(5月13日、東京・ニューピアホール)でピンクカブキとトリオを結成する可能性が出てきた。

 メインは王者の野崎がノアールランサー、スリーパーなどを繰り出して佐藤を攻め立てた。15日の還暦祭(後楽園ホール)で左膝を負傷(半月板後根縦断裂)した佐藤は、痛み止めの錠剤を服用しての出陣。猛攻に耐え、最後はドラゴンスープレックス2連発からジャガー式クロスアーム・スープレックスを決めて勝利を手繰り寄せた。

 1・23新木場大会の王座決定トーナメント決勝では野崎に敗退。今回は左膝に爆弾を抱えながらも、リベンジ魂で1年ぶり王座返り咲きを果たした。マイクを握ると「新しいディアナを見せていく。11年目のディアナに期待してください」とアピールした。「この団体は京子さんのイメージが強いが、今の時代に対応できるように引っ張っていきたい」と意欲。5・3板橋グリーンホール大会では、挑戦者決定バトルロイヤルを勝ち抜いたマドレーヌの挑戦を受けて初防衛戦に臨む。

 タッグ王座戦はウナギ&白川が大暴れ。スターダム勢が他団体の王座に挑むのは紫雷イオが里村明衣子の仙女ワールド王座に挑戦(16年7月、新潟)して以来6年ぶりで、迎え撃った梅咲&高瀬の“ルミナス”も意地をぶつけた。20分25秒の戦いは場外でもつれたまま痛み分け。PURE-JのPOP王座も獲得して2冠王として防衛戦に臨んだ梅咲は「こんな形で終わって悔しいです」と、納得のいかないV1戦を悔やんだ。ここにピンクウナギが乱入。ウナギは「ドロー防衛じゃ悔しいだろう。5月13日、組んでやってもいいぞ」と、X枠での参戦をうながした。梅咲がピンクカブキとの合体を決断すれば、琉悪夏&吏南とトリオを結成するスターライト・キッドとの再決着戦が実現する。

 エリザベス王座戦は、ジャガーがドレイク森松と王者の広田を挟撃し、最後はパイルドライバーで爆殺した。この日は12歳の美蘭が井上京子の胸を借りてデビュー。中1のルーキーは計7発のドロップキックを放ち、その場跳びムーンサルトでフォールを狙うなど躍動。ラリアートを浴びて敗れたものの「すごく幸せ。ディアナのトップに立てるように頑張りたい」と、目を輝かせた。

 また“女虎戦士”タイガー・クイーンがスーパータイガーとコンビを結成して世羅りさ、間下隼人組と対戦。世羅に先手を許したものの最後は猛虎原爆を決め、デビュー10戦目を無傷の白星で飾った。

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