スターダムの新ブランド興行で生え抜き41人目の新星誕生!天咲光由が林下詩美に挑戦

 女子プロレス団体「スターダム」が、新世代を中心にした新ブランドの実験興行「NEW BLOOD1」(11日・品川インターシティホール)を開催する。同大会は全5ユニットが参加するスターダム勢13人を中心にディアナ、マーベラス、JUST TAP OUT(各2人)、我闘雲夢(1人)の5団体20人が競演。新たな血の戦いを繰り広げる。

 スターダムも旗揚げ11周年の新時代に突入。今回はリーダー団体として門戸を開放し、新世代の団体交流でニュー・ヒロインの発掘を目指す。メインは同大会でデビューする19歳の天咲光由(本名・松田光由、京都市出身)が、前ワールド・オブ・スターダム王者で昨年女子プロレス大賞に輝いた林下詩美にチャレンジ。生え抜きとしては41人目で、ブシロード体制になってからはレディ・C以来1年4カ月ぶり2人目のルーキーが誕生する。

 林下は18年8月にデビューし、最速2年3カ月で赤いベルトを射止めた逸材。しかしデビュー戦の相手を務めるのは今回が初めてで、育成手腕も注目される。初陣でメインを務める天咲には相当のプレッシャーがのしかかるが、仰天ファイトを期待したい。

 セミはスターライト・キッド&琉悪夏の大江戸隊コンビがディアナの梅咲遥&ななみと激突する。S・キッドは20年12月13日(新宿FACE)に梅咲と初一騎打ちを行って15分ドロー。今回はタッグでの再戦となる。梅咲は1月に仙台女子の第4回じゃじゃ馬トーナメントを制覇。高瀬みゆきとWWWDタッグ王座を保持しているが、今回は15歳のななみを帯同して乗り込む。

 同大会では昨年4・4横浜武道館大会で右膝を痛めて手術を余儀なくされた飯田沙耶が、11カ月ぶりに復帰。フューチャー王者の羽南と合体し、JTOの稲葉ともか&Aoiと対戦する。第2代クイーンの稲葉はJTO出身の舞華の“妹分”で、両チームの真っ向勝負が見ものだ。

 ワンダー王者の上谷沙弥とレディ・CのQQコンビは、MIRAI&桜井まいのDDMと対決。ウナギ・サヤカ&月山和香のコズミック・エンジェルズは、マーベラスから参戦するMaria&宝山愛を迎撃。向後桃は我闘雲夢の沙也加とシングル対決を行う。

 新世代の興行はロッシー小川エグゼクティブ・プロデューサーが、全日本女子時代に新人の底上げとスター候補の発掘を目指して第1回ジュニア・オールスター戦(1996年5月18日・大田区体育館)を開催。里村明衣子(MVP)とベストバウトの田村欣子&久住智子(日向あずみ)もここからジャンプアップした。同大会はガイア、吉本女子Jd´、NEO、JWPに受け継がれ、07年まで5回開催された。

 その後はアイスリボンが10代女子レスラーを主体にした「Teens」を7大会(11年4月~12年8月)開催。最終戦にはスターダムから岩谷麻優と須佐えりが参加。また2年ぶり復活のTeens&ジュニア大会(14年8月14日・後楽園ホール)には彩羽匠とコグマが出場している。同団体は18年3月には新ブランド「P´Party」(内外キャリア3年以内の選手対象)を旗揚げ。昨年末まで91大会を行い、3年9カ月で役割を終えた。

 また仙台女子も08年から「じゃじゃ馬トーナメント」(キャリア3年以内)を開催。今年1月まで4大会が行われ、若手の育成に貢献してきた。今回の実験興行は既に前売りも完売。スターダムの新ブランドとしてファンの期待も大きいようだ。

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