矢吹VS拳四朗3・19京都で因縁の再戦 バッティング騒動で異例ダイレクトリマッチ

 ボクシングの真正ジムは24日、大阪市内のホテルで会見し、3月19日に京都市体育館でWBC世界ライトフライ級タイトルマッチを開催することを発表した。王者・矢吹正道(29)=緑=が前王者で同級1位の寺地拳四朗(30)=BMB=を迎えてのダイレクトリマッチとなる。

 矢吹は「強い選手と戦うだけなんで、次もしっかり勝って防衛していきたいと思います」。寺地はダイレクトマッチ実現を「運があるなと思っている」と表現し、前回の対戦を踏まえ、「僕の中では負けた試合ではなかったので、絶対に勝てる自信はあるので、しっかり決着つけてチャンピオンになりたいと思います」と意気込んだ。

 両者は昨年9月22日に京都市体育館で対戦した。当初9月10日に開催予定だったが、拳四朗が8月末に新型コロナに感染したことで試合は12日間延期。9度目の防衛を目指す拳四朗有利と見られていたが、前半から積極的に仕掛けた矢吹がポイントをリードする。後半は激しい打撃戦となり、10回にレフェリーストップで矢吹が王座を奪取した。

 しかし試合後、拳四朗陣営が矢吹の有効打によるものと判断された9回の出血を、故意のバッティングと見て質問状をJBCに送付。偶然のバッティングだったとしてWBCからは通常は認められないダイレクト再戦の指令が出た。

 初戦から6カ月後、同じ会場で王者、挑戦者の立場を変えて因縁の再戦に臨む。

 通算戦績は矢吹は16戦13勝(12KO)3敗。寺地が19戦18勝(10KO)1敗。

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