V逸の朝倉海、初戦で右拳骨折していた「それで負けたわけではない」言い訳はせず

 扇久保博正に敗れがっくりの朝倉海(撮影・金田祐二)
 朝倉海を担いでリングにたたきつける扇久保博正(撮影・金田祐二)
 朝倉海を持ち上げリングにたたきつける扇久保博正(撮影・金田祐二)
3枚

 「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 日本GPバンタム級トーナメント決勝が行われ、優勝候補だった朝倉海(28)=トライフォース赤坂=は、扇久保博正(34)=パラエストラ松戸=に判定負けし、優勝を逃した。試合後の会見では、この日行われた準決勝の瀧沢謙太戦で右拳を骨折していたことを明かしたが、「それで負けたわけではない。完全に自分の実力不足」と反省しきりだった。

 第1ラウンドでは扇久保にマウントポジションを取られるなど劣勢の展開。第2ラウンドでは徐々に距離を詰めて攻撃を仕掛けようとしたが、扇久保から主導権を奪えなかった。最後まで得意の打撃が鳴りを潜め、判定負けを喫した。

 準決勝は瀧沢との壮絶な打ち合いを制したが、右拳に重大なダメージを負い、大会の大トリの決勝には痛み止めを打ってもらって臨んだ。「どこが折れてるのか分からないくらいの状態」といい、「拳が壊れてもいいやと思っていた。打ちにいこうという作戦と、左を巧く使って組み立てていく作戦だったが、右のプレッシャーを巧く掛けられなかった」と首を振った。

 兄の未来とともにYouTuberとしても人気絶大。今大会は優勝候補筆頭に挙げられ、大会前には「全てにおいて強くなっている」と自信をのぞかせていた。昨年の大みそかでは王者堀口に敗れ、ベルトを奪われ、優勝してのリベンジマッチを見据えていた。

 悔しい年越しとなったが、2022年に向けては「まずはケガを治してからなので時期はなんとも言えないが、また一からやり直すつもりで、対戦相手うんぬんよりも足りない部分をやらないといけないと実感した」と再起を誓った。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス