シバター主導で天心を胴上げ 那須川は涙「一生RIZINファン」

 RIZINの卒業証書を受け取る那須川天心(撮影・金田祐二)
 “卒業式”のあいさつで涙を流す那須川天心(撮影・金田祐二)
 胴上げされる那須川天心(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 キックボクシングRISE世界フェザー級王者の那須川天心(23)=TARGET/Cygames=が、RIZINラストマッチを行った。元PRIDEライト級王者の五味隆典(43)=東林間ラスカルジム=とエキシビションマッチで対戦し、壮絶な打ち合いの末ドロー。全試合終了後には卒業セレモニーが行われ、涙の胴上げで送られた。

 キックボクシング選手ながら、16年の年末には総合格闘技(MMA)に挑戦し、勝利したことで神童のキャリアは始まった。リング上で5年間を振り返り、「楽しかったっすね。自分を知らしめたいだけでMMAに挑戦したが、やっとRIZINに認められた。メイウェザー選手と戦ったり、堀口(恭司)選手と対戦したり、みなさんに感謝したい」と感慨深げ。「一生RIZINファンであり続けると決めているので(残りの)4月、6月と勝ってRIZIN最強を証明したい」と決意を込めた。

 セレモニーの最後には、榊原信行CEOの鶴の一声で胴上げを敢行。たまたま先頭にいたRIZIN参戦2回目のシバターが、なぜか先導して選手の輪をつくることになり、その中心で天心が4度舞った。その後、入場曲の矢沢永吉「止まらないHa~Ha」が流れる中、花道を後にし、ファンに最後の別れを告げた。

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