朝倉未来が完勝!判定決着も雪辱「こんな大勢の前で幸せ」強烈フックで斎藤裕は大流血

 斎藤裕を攻める朝倉未来(撮影・金田祐二)
 斎藤裕を攻める朝倉未来(撮影・金田祐二)
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 「RIZIN.33」(31日、さいたまスーパーアリーナ)

 朝倉未来(トライフォース赤坂)が前RIZINフェザー級王者の斎藤裕(パラエストラ小岩)と対戦。1年ぶりの再戦は判定決着となったが、朝倉が3-0で完勝した。

 第1ラウンドはお互いの出方をうかがうなど、緊迫感あふれる戦いとなった。第2ラウンドに入り、朝倉がカウンターで左膝を合わせたが、斎藤も反応して防御。一方、斎藤も鋭いタックルを仕掛けるなど、一進一退の攻防となった。

 だが、第2ラウンド3分32秒、朝倉の強烈な右フックで斎藤がぐらつくと、左フックも重ねてテイクダウン。朝倉がラッシュを仕掛け、一気に決まるかと思われたが、斎藤が何とかしのいで第3ラウンドまでもつれた。

 朝倉は試合後、「重圧とか、プレッシャーに耐えて今日勝つことができて嬉しいです。(試合中は)斎藤選手強いなっていう。本当にフェザーのトップ選手ですし。絶対負けたくない、死んでも負けたくないっていう気持ちで戦いました。久々に、コロナとかあるんですけど、こんな大勢の前で、また試合ができて幸せです」と安どの表情を浮かべた。

 朝倉は前回、20年11月の初代同王座決定戦で対戦して敗れた。この日の対戦に向けては肉体改造に取り組み、1カ月弱で10キロの減量に成功。試合前日には「勝つために努力をしてきた」と気合をみなぎらせた。一方の斎藤も「すごく緊張感のある戦いを届けられると思う。目を離さずに見てください」と闘志を燃やしていた。

 YouTuberとしても人気を集める未来。アウトサイダー時代以来約5年ぶりの金髪で登場し、「暴れるので外見からちょっと変えていこうかなと。派手に(した)」と宣言していた。

 MMA戦績は朝倉が16勝3敗。斎藤は20勝6敗となった。

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