井上尚弥、ドネアKO勝ちに「さすが」再戦へ「ドネア2が実現に近づいた」

 ボクシングのWBA・IBF統一王者の井上尚弥(28)=大橋=が12日、WBC世界同級王者ノニト・ドネア(39)=フィリピン=が同暫定王者レイマート・ガバリョ(25)=フィリピン=との王座統一戦で4回KO勝ちしたことについてコメントを発表した。

 4回に左のレバー(肝臓)への一撃でガバリョをKOしたドネアに尚弥は「さすがのキャリアで落ち着いた試合運びで安定感を感じた。フィニッシュのボディーにもさすがと言う言葉しか出てこなかった」と感心。ドネアとは19年11月に対戦。激闘の末に判定で下した相手だが、尚弥が目標とする4団体統一への道に再び立ちはだかることになる。14日にアラン・ディパエン(フィリピン)との防衛戦を控える尚弥は、「これでドネア2(ドネアとの再戦)が実現に近づいたので、14日はしっかりとクリアしてドネア2を実現させたいです」と意気込みを示した。

 また、井上の所属ジムの大橋秀行会長もコメントを発表し、「ドネアは2年前よりはるかに強くなっている」と復調を警戒。尚弥の今後の見通しについて、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)が12日(現地時間)にドバイで予定されていたポール・バトラー(英国)との防衛戦の前日計量に現れず、試合が中止となり、王座が剥奪される可能性があることから、「カシメロの様子を見て、ドネアかカシメロとの対戦を考えたい」との考えを示した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

ファイト最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(ファイト)

    写真

    話題の写真ランキング

    リアルタイムランキング

    注目トピックス