石井慧がK-1転向2連勝 強烈左フックで判定勝ち「ROAD TO京太郎選手!」

 3回、RUI(右)を攻める石井慧=エディオンアリーナ大阪(撮影・吉澤敬太)
 3回、RUI(右)に左ストレートを打ち込む石井慧=エディオンアリーナ大阪(撮影・吉澤敬太)
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 「K-1 WORLD GP 2021 JAPAN」(4日、エディオンアリーナ大阪)

 K-1参戦2戦目を迎えた2008年北京五輪柔道100キロ超級金メダリストの石井慧(34)=チーム・クロコップ=が2連勝を飾った。ヘビー級スーパーファイトで自身より身長で13センチも大きい194センチのRUI(30)=K-1ジム福岡チームBegining=に対し、リーチの差をものともせず判定で下した。

 1回、筋肉の鎧のような分厚い体で、石井がガードを堅めながら前に圧力をかける。膝蹴り、前蹴りを繰り出す相手に対し、距離を詰めて鋭い左フックをたたき込むなど優勢に進めた。

 2回は序盤に膝蹴りをくらい、いったんは距離を置くように下がった。口を開き苦しそうな表情も見せた。それでも中盤から意を決したように再び前へ。強烈な左フックをたたき込んだ。

 最終ラウンドの3回は足を止めて打ち合い。膝蹴りを受けながら、フック、ショートアッパーと手数を出して応酬。執念を見せた。ゴングがなって両腕を上げて勝利をアピールした。

 試合後のリングでは日本のヘビー級第一人者の京太郎(35)に挑戦状。「次、誰ですか、早く決めて下さい。僕には時間がありません。ROAD TO京太郎選手!」と声を挙げた。

 石井は北京五輪後に総合格闘技に転身。35戦23勝の戦績を残し、今年K-1に戦いの場を求めた。9月に愛鷹亮(31)=K-1GYM SAGAMI-ONO KREST=に3-0延長判定勝ちでデビューを飾っていた。

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