新日本・鷹木 ザックに激勝V3!上から目線で挑発のオカダと1・4ドーム決戦へ

 「プロレス・新日本」(6日、エディオンアリーナ大阪)

 IWGP世界ヘビー級選手権試合が行われ、王者の鷹木信悟が挑戦者ザック・セイバーJr.を破って3度目の防衛に成功した(30分27秒、ラスト・オブ・ザ・ドラゴン→片エビ固め)。

 G1クライマックス公式戦でザックの変幻自在の関節技に屈した鷹木は、この日も繰り出す技をことごとく関節技で切り返され、ザックドライバー、ヨーロピアンクラッチで2度もカウント3寸前に追い込まれるなど大苦戦。しかし猛攻をみなぎる気迫で耐え抜くと、ドラゴンスリーパーを切り返して流れを引き寄せ、鷹木式GTR、パンピングボンバーをたたみ掛け、ラスト・オブ・ザ・ドラゴンでトドメを刺した。

 試合後は、G1クライマックスを制して来年1月の東京ドーム大会でのIWGP世界ヘビー級王座挑戦権を獲得したオカダ・カズチカが、権利証の代わりとして要求した同王座の前身であるIWGPヘビー級王座のベルトを手にしてリングに登場。「鷹木さん、防衛おめでとうございます。そして、ご苦労様でした。これからはIWGP世界ヘビー級チャンピオンに変わって、G1クライマックス31チャンピオンが新日本プロレスを引っ張っていきますので、ご苦労様でした」と上から目線で挑発し、さらに「どっちが本当のチャンピオンか決めましょうよ。IWGP世界ヘビー級チャンピオンとして、失礼、G1クライマックスAブロック予選敗退、鷹木信悟として、このオカダ・カズチカにかかってこいこの野郎!」と挑発的な言葉を並べて宣戦布告した。

 これに対し、鷹木は「まさかお前から来てくれるとは思わなかったよ。呼び出す手間が省けたな」と冷静に対応。「確かにオレは予選落ちだ。だがしかし、オカダよ、オレが仮に決勝行ってたら、お前が優勝できたか分かんねえよな。それから、お前はまだそのオモチャのベルト使ってんのか、好きだな」と挑発で切り返した。

 そして、「G1クライマックスのチャンピオンか、このIWGP世界ヘビー級チャンピオンか、どっちが強いか決めようぜ。場所は1・4東京ドーム」と熱く呼びかけ。2人はやや笑みを浮かべながらも至近距離でにらみ合い、火花を散らした。

 オカダが去ると鷹木は再びマイクを持ち、ザックとの激闘を振り返って「今日は本当にしんどい試合だった。何度もギブアップしそうになったが、ここで負けるわけにはいかねえよな。ザック・セイバーJr.は間違いない。現時点で最強で最高の挑戦者だった。と言うことは、そのザックを破ったオレは現時点でこの新日本プロレス最強、最高のレスラーで間違いないよな」とアピール。「オレも夢と野心はまだまだこんなもんじゃない。まだまだ上を目指す。1・4東京ドームへ向けてIWGP世界ヘビー級王者として、龍のごとく駆け登って行くぞ」と絶叫して大会を締めた。

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